作れぬならば

ワイヤーオートマタ、ダンボールオートマタ、木工オートマタ、その他工作関係の作り方を紹介するブログ。最近は楽曲制作をやってみています。

100均工具で木製オートマタ工作その1

 

木工のオートマタ製作に初挑戦しました。

 

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食事をする鹿です。食べると同時に背中に芽が出ます。

木の実の色も微妙に変わる仕様ですが、影になってしまい見づらいです。

 

今までずっと木工のオートマタを作りたいと思ってはいたものの、電動糸ノコや、その他の工具がないので手を出せませんでした。

が、糸ノコを買うまで待っていたらおそらく確実に一生作れないので、手動の小型ノコギリを100均で購入し挑戦。

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ダイソーの家庭用チェーンソーという商品です。

 

ただ手動でやるぶん、恐ろしく時間がかかる。

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とくに歯車。

歯の隙間に穴を上け、ヤスリで1本づつ削って作っていく、非常に地道な作業でした。

 

と、いうわけでメインの必要なパーツを切り出します。

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①はご覧のとおり歯車。

②はシカ背中の芽を上下させるための円盤。

同様に③はシカの首、④は木の実を上下させる円盤です。

 

切り出したら色塗り。

ダイソーのアクリル絵の具を使いました。

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さらにニス塗り。

こちらもダイソーのニスです。

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乳白色と書いてあり(もともとクリアは無い?)不安だったのですが、乾くと完全に透明になりました。

ただ後にセリアでも探したところ、木工用でつや消しの半透明水性二スを見つけました。名前的にはそっちのほうが良さそうな気もします。

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それぞれ乾いたところで組み立てていきます。

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メインのシカと木が完成。

今回はここまでで次回の仕組み編に続きます。 

 

続きはこちら

 

automataworks.hatenablog.com

 

 

人魚が泳ぐオートマタ

 

泳ぐ男性人魚のオートマタを作りました。

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左右を見回しながら、交互に動く両腕と尾びれで泳ぎます。

 

作り方

人魚とそれぞれの仕組みの紹介です。

人魚

 

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まずはパーツを切って人魚を作成。

頭と体は繋がず、首部分に針金の筒をつけておきます。

 

尻尾の仕組み

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上下の仕組み(上下に動くオートマタの仕組み - 作れぬならば)を使います。

竹ひごに接着した円盤の上下から尻尾につけたワイヤーを持ち上げます。

 

※付け根支点で弧を描く尻尾と、上下に動くワイヤーで若干動きにロスあり。

ですが普通に動きます。

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両腕の仕組み

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ゆっくり動く仕組み(スピードが違う2つの上下の仕組み その1 - 作れぬならば)を応用します。

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歯車の両側に卵形の円盤をそれぞれ逆向きに接着します。

 

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さらに、らせん状の針金を接着したワイヤーと歯車を噛み合わせ固定します。

 

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持ち上げ台を作り卵型円盤の上に乗せます。

 

顔の仕組み

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十字の針金を卵形円盤の手前に接着。

円盤の動きによって左右順番に押されます。

 

上板で閉じる

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対応する位置に支えの針金を通し、上板で閉じます。

 

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上板が薄いとうまく垂直に上がらないので、ダンボールを何枚か重ねて厚みを出します。

 

人魚を固定

 

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それぞれのパーツをワイヤーと固定。

 

完成

 

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位置を整えて完成です。

 

難易度

 

★★★★☆(むずかしい)