100均工具についての質問の返答
久々の更新。
やはり手動で木材からパーツを作ろうと思うと尋常じゃないほど時間がかかりますね。
この数ヶ月間、やったことと言えば歯車を削り出しただけ。
夏の暑さも相まって全く何も作る気分になりませんでした…。
ですが、その間もありがたいことに検索等々からブログを見てくださっていた方はいたようで、Gメール宛に数件ほど質問を貰っていました。
主に100均工具についての質問が多く、工具の詳細に関してはブログで書ききれなかった部分もあるので、まとめて公開しようと思います。
ちなみに質問には全て返信したつもりですが、もし返ってきていないなんてことありましたら再度送ってくれたら返答します。
100均絵の具の発色、使用感について
ダイソーで購入したアクリル絵の具を使っています。
ベーシックな色はどれも発色がよく、しっかり色がつきました。
金色に関してのみ、若干薄い(水っぽい?)かな~という感じがありましたが、重ねて塗れば気にならないレベルです。
また、パレットの上で乾燥するのが少し速めだったので、薄くなりすぎないよう気を使いつつ上手く水で調節する必要がありそうです。
正直100均以外のものを使用したことがないので比較はできませんが、普通に使う分には全く困らないと思います。
100均工具でよかった物悪かったもの
これに関しても100均以外のものとの比較はできませんが、基本的にはハンド鋸、木材、やすり、定規等々、ほとんどのものが問題なく使えているので良かったと言えるでしょう。
逆に悪かったものはコンパスとハケです。
コンパスは耐久性に難あり。
すぐにネジが馬鹿になりサイズがズレるので短期間で2回ほど買い換えました。
普通に買うと数百円かかるのでためらってしまいがちですが、少しでも長く使うとしたら文房具屋で買ったほうが良いのかなと思います。
ハケは塗っている最中に毛が抜けやすいです。
使うのであれば、しっかり洗って毛を落としきった後で使用したほうが良さそう。
木材は何を使っているか
ほとんどの箇所でダイソーで購入したMDFという加工木材を使っています。
切断面が綺麗でトゲもほぼ出ないので安心して削れます。
他に、箇所によってはダイソーの薄めの角材等を使用しています。
参考書でおススメは何か
一般的に参考書としてお勧めされているものは、以前記事でも紹介した
『摩訶不思議図鑑 動くおもちゃ・オートマタ 西田明夫の世界』です。
摩訶不思議図鑑 からくりおもちゃ・オートマタ西田明夫木工細工の世界 [ 西田明夫 ] 価格:2,052円 |
必要パーツや型紙も載っているので非常に参考になりますが、そもそも電動糸ノコのような工具ありきのパーツ展開なので、0から安く始めたい!という場合は真似するが難しいかもしれません。
なので僕は基本的にはYoutubeに上がっている動画を参考に作っています。
歯車はCAD(コンピュータを用いた製図システム)から作ったのか
操作する知識があればだいぶ捗りそうですが、残念ながらCADは使っておらず、手動で木材の上に書いたものを削り出しています。
↑では噛み合わせる相手が螺旋の針金だったので難なく動いていますが、もし歯車同士を噛み合わせたい場合は、歯の間隔や本数を調節しなければいけないので、手動だとかなり厳しいと思います。
以上
質問をくれた皆様、そして観覧者様ありがとうございます。
今後の製作予定はまだ未定ですが、気が向いたらまた作って公開したいと思います~~!!
木製オートマタ 飛ぶフクロウ
木の上で飛ぶフクロウを作りました
今回は歯車を使って回転を2分の1にしてみたのですが、そのせいで動きがカクカクになってしまったのが少し残念。
詳細
①、②の歯車を噛み合わせて③を回します。
どうすれば歯車がうまく噛み合うのか全くわからなかったのですが、
「歯の数が半分なら円周も半分」という理論の下、調節したらなんとか回ってくれました。
土台に組み込み、持ち上げ台も付けるとこんな感じになります。
支えを通した上板を接着して仕組みが完成。
そしてフクロウも作ります。
パーツごとに色塗り。
羽は竹ひごで固定し、上部分を紐で接着。
さらに紐の中心に針金を通します。
針金とフクロウを仕組みと接着し完成。
フクロウを気合入れて作った割りに細かい動きが全く出せなかったのが残念ですねー。
本当は飛んでる最中にも1回羽ばたいたり、飛んでない時にも小刻みで動く仕様にしたかったのですが出てませんね。
螺旋針金+歯車で16分の1回転にしたほうが、ゆっくり回るぶん細かい動きも出しやすいのかなという感じがしました。