龍がうねる!針金オートマタの作り方 ワイヤークラフト
今まで紹介してきたオートマタは、ほとんどが上画像 ① の前後の動きだったのですが、今回は ② の仕組みを使った上下の動きで龍をうねらせてみました。
さっそく、完成品のgifと作り方、工程の紹介です。
なんとか…上下にうねってます。
使うもの
0.9mmステン針金
0.7mmスチール針金
10cm×10cm木版
ビーズ
接着剤
ニッパー
ペンチ(丸と角)
メジャー
台紙
ボールペン
作り方
動力部分
下書き
台紙に10×10cmの木版と同じ正方形を書き、 中心に動力の下書きをします。
両端に1.5cmの隙間を空けたら、あとは全て1cm間隔。
動力&支え
下書きに合わせて0.9ステンを曲げていきます。
このとき、凸部分の向きをそれぞれ回転するようにずらします。
動力に支え①を固定
凸部分に約15センチの0.7スチールを同じ長さにしてそれぞれ巻きつけ、先を『了』の字に曲げます。
支え①に支え②を固定
別で、先を巻きつけて丸めた20cmほどの0.7スチールを4本用意。
支え①の『了』の先に突き刺し、口を接着し閉じこめます。
これでひとまず動力&支えは完成。
土台
高さ15cm、横10cmの0.9ステンを10×10木版の中心に接着。
付け根を補強します。
動力&支えと土台を固定する
動力と土台を固定
丸ペンチの先で何周か丸めた0.7スチール留め具を2つ用意。
地面から約4cmくらいのところで動力を固定し、留め具を接着します。
支えと土台を固定
さらにペンチ先を1周だけさせた0.7スチール留め具を4つ用意。
支え②が通るように位置を確認しながら4つを接着。
その位置で動力の前後もビーズを入れ固定。取手を作ります。
横10cm、縦約2.5cm程度の0.7スチール固定具を4本用意。
支え②を通した状態で 前後から 固定具で2箇所を固定。
支え①+支え②の縦長が4本それぞれ同じになるように先を曲げ、曲がり角の部分に小さめのビーズを接着します。
その後、両端にそれぞれ0.7スチールを固定、接着。
支えと同じように先を曲げビーズを接着します(ここは頭と尻尾を支える『上下しない支え』部分になります)。
これで仕組みの部分は一旦完成です。
龍を作る
下書き
台紙になんとなくの大きさを下書き。
さらに中国風ドラゴンにすべく、顔の細かい構造も下書きします。
(顔と首を合わせて『顔』という括りで書いています)
顔
0.7スチールでなるべく下書き通りに顔を曲げていきます。
首の端に、胴とつなげるための穴を作り完成。
尻尾も同じように作ります。
胴
尻尾も作ったら次は胴体。
↑画像下部にある棒(0.7スチール)を使います。
①が前後をつなげる留め具、②が留め具をつなげる穴です。
さらに
③が胴のメイン部分、④が支えを通す穴になります。
③と④はそれぞれ接着。
こんな感じ。
4つ分繋げたら腕を接着。
頭と尻尾も繋げ、仕組み部分の支えにそれぞれ通し、微調整したら完成です。
完成
YouTube動画もあります↓(新しいタブで開きます)
wire automata 龍(dragon) - YouTube
難易度
★★★★☆(むずかしい)
支えの位置や間隔がズレると、動かす時にどこかしら曲がります。
さらに龍部分は創作する必要があるので仕組み+創作で二重に大変!
補足
0.9ステンの針金は折り曲げづらい反面、固く頑丈なので、力のかかる動力部分と土台の枠組みに使用しています。
それ以外の場所は曲げやすさ作りやすさを考慮してスチール針金です。