作れぬならば

ワイヤーオートマタ、ダンボールオートマタ、木工オートマタ、その他工作関係の作り方を紹介するブログ。最近は楽曲制作をやってみています。

ワイヤークラフトで動く阿修羅 オートマタ

 

阿修羅とは仏教における守護神のひとつ。

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3つの顔と6本の腕を持ち、日本ではゲームやアニメキャラのモチーフになるなど何かと有名です。

 

 

ということで、そんな阿修羅をワイヤーオートマタで作ってみました。

 

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虫っぽさが出ちゃってますが、ちょっと不気味で良い感じ。

「インドで買ってきたおもちゃだよ」って言われたら信じそう……ですよね?

合掌を崩さず動いてくれたのでなかなか気に入ってます。

 

さっそく作り方↓

 

 

 

使うもの

 

 

0.9mmステン針金

0.7mmスチール針金

ビーズ

接着剤

 

ニッパー

ペンチ(丸と角)

メジャー

台紙

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作り方

 

 

 

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肩と胴の長方形を基準に、足と頭をつけて下書き。

 

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それに合わせて0.9ステンを曲げて枠を作り、足と首は接着します。

 

 

動力

 

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下書きの中心に線を引き、胴体の中に3つのイナズマを作ります。向きは画像右側の吹き出しを参照。

そしてそれに合わせて0.9ステンを曲げます。

 

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曲げたら一つのイナズマに2本ずつ、0.7スチールを巻いていきます。

これが腕になります。

 

 

枠と動力を固定

 

 

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筒状にした0.7スチールを首に接着。 

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さらにその上から0.7スチールで巻き、固定します。

 

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筒に動力を差し込み、足部分も同じように筒で固定し接着。

ちょうどいい位置で足の下に取手を作ります。

 

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顔部分にビーズを入れ、少し頭からはみ出す位置で先端を丸め接着します。

 

 

細部

 

 

  

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 0.7スチールで同じ大きさの顔を3つ作ります。

 

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それを丸めた頭の先端に接着。

 

 

 

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下書きを元に0.9ステンで足を作り、胴体に接着します。

 

 

押さえ

 

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胴体と同じ大きさの0.9ステンを、腕を挟み込むようにして巻きつけます。

 

 

完成

 

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腕の位置を調節したら完成です。

 

 

難易度

 

 ★★★☆☆(ふつう)

動力部分のイナズマが少し小さいので、腕が外れてしまわないよう注意。

反省点として、見栄え的にもっと足が長くても良かったですね…。エビみたいになってしまった。

 

 

ちなみに基本的な仕組みは以前紹介した↓コレ

automataworks.hatenablog.com

と同じです。

 

 

補足

 

ステン針金は固く曲げ難いので力のかかる動力と枠部分

スチール針金は柔らかく曲げやすいので手足や細かい部分に使っています。