作れぬならば

ワイヤーオートマタ、ダンボールオートマタ、木工オートマタ、その他工作関係の作り方を紹介するブログ。最近は楽曲制作をやってみています。

からくり工作 羽ばたくドラゴンの作り方

 

あけましておめでとうございます。

新年最初の工作は羽パタパタ龍のワイヤーオートマタです。

 

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仕組み自体は簡単な前後の動き。

取手を回すと、羽の他に首と尻尾も動きます。

 

上のGIFだけだと動きが若干わかりずらいかも…。

ということで他の角度からも撮ったYouTube動画を『完成』の項目に載せました。

もし気になれば見てみてください。 

 

それでは作り方の紹介。

 

 

使うもの

 

0.9mmステン針金

0.9mmスチール針金

0.7mmスチール針金

9cm×3cm×1.5cm木材

ビーズ

接着剤

 

ニッパー

ペンチ(丸と角)

メジャー

 

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作り方

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ドラゴン

 

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半分に折った0.7スチールを使います。

赤の矢印部分からスタートし、羽、首、尻尾を繋ぐために必要な穴と手足をそれぞれ作ります。

 

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背中の終わりで、出た針金2本のうち片方は巻きつけて切断、もう片方はスタート部分に巻きつけます。

 

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0.7スチールで羽を繋ぐ筒を作り、背中の穴に接着します。

これで胴体は完成。

 

 

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同じように半分に折った0.7スチールで顔を作ります。

口の先からスタートし、首を繋ぐ穴を作ります。

 

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最後に、首の支えを通すための筒を0.7スチールで作り接着。

顔も完成です。

 

尻尾

 

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尻尾は2つに折らずにそのまま1本の0.7スチールで作ります。

胴体と繋ぐ穴(黄色矢印)のほかに、支えを通す穴も一緒に作ります。 

 

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0.7スチールで羽を作ります。

 

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胴体につけた筒に羽を通し、頭と尻尾を繋げたらドラゴンの完成です。

 

 

動力&支え

 

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0.9ステンで凸部分のある動力を作ります。

凸部分に0.9スチールの支えを巻きつけて動力&支えは完成。

(ちなみに0.9スチールを使うのはここだけなので注意)

 

 

土台

 

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木材に0.9ステンの枠を接着。 

さらに首と尻尾用の支えを通す筒を0.7スチールで作り接着します。

 

 

土台に動力&支えを固定

 

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0.7スチールで留め具を作り枠に接着、それで動力&支えを固定します。

うまく回る位置でビーズを通して取手を作ったら仕組みも完成です。

 

 

仕組みとドラゴンを固定

 

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支えと胴体を接着します。

写真がブレましたが、胴体の間に0.7スチールを挟んで一緒に接着するとより丈夫になります。

 

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首と尻尾は0.7スチールの支えを付けます。

それぞれ作った筒に接着せず通します。

 

最後に羽も0.7スチールの支えを付けましょう。

土台部分には接着し、羽には接着せず巻きつけます。

 

 

完成

 

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位置を調節し、目玉にビーズを挟み込んだら完成です。

 

YouTube動画はこちらから(新しいタブで開きます)

Automata dragon from wire made ワイヤーオートマタドラゴン - YouTube

 

 

難易度

★★★★☆(むずかしい)

 それぞれの位置を上手く調節しないと支えが曲がったり、首や尻尾が上がらなくなったりするので少し大変。

 

今まで作った前後の動きオートマタのまとめ版のような感じですね。

 

 

尻尾が動くだけのイルカの作り方はこちら

automataworks.hatenablog.com

 

羽が動くだけの人間の作り方がこちら

automataworks.hatenablog.com

 

 です。

面白いので是非挑戦してみてください。

 

補足

 

0.9ステンの針金は折り曲げづらい反面、固く頑丈なので、力のかかる動力と土台の枠部分に使用しています。

それ以外の場所は曲げやすさ作りやすさを考慮して0.7スチール、動力の支えのみ0.9スチール針金です。