作れぬならば

ワイヤーオートマタ、ダンボールオートマタ、木工オートマタ、その他工作関係の作り方を紹介するブログ。最近は楽曲制作をやってみています。

ゆっくり回転する仕組み

 

16回、取手をまわしてやっと1回転。

向きを変換しつつ回転数を抑える仕組みでメリーゴーランド的なワイヤーオートマタを作りました。

 

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GIFなので1回転するまでの長さは載せられませんがこんな感じ。

上のプロペラがゆっくり回ります。

 

 

使うもの

 

0.9mmステン針金

0.9mmスチール針金

0.7mmスチール針金

9cm×3cm×1.5cm木材

ビーズ

接着剤

 

ニッパー

ペンチ(丸と角)

メジャー

細い筒

 

 

作り方

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動力

 

 

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細い筒に0.7スチールを巻きつけコイル状にします。

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それを0.9ステンに接着し動力を作ります。

 

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0.9ステン0.7スチールの筒を接着した留め具を2本作り、

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動力を木材に固定。取手も作ります。

 

 

支え

 

 

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0.7スチールで歯が16本ある歯車を作ります。

直線の針金のまま、先に歯の数だけ曲げてから円を作ると楽です。

 

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0.9スチールに通して接着し、支えを作ります。

補強として両端にビーズも接着。

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0.7スチールで作った押さえのための筒(ピンク矢印)を通します。

さらに、抜けてしまわないよう、先にビーズを接着。

 

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動力のコイルと噛み合う位置で木材に押さえを接着します。

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0.9スチールで枠を作り上側も固定。

ビーズを接着し、ちょうどいい高さに調節します。

 

 

プロペラ

 

 

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0.7スチールで作ったプロペラを支えの先に接着します。

 

 

完成

 

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プロペラの先に装飾を吊るしたら完成。

装飾は好きなように変えられます。

 

 

難易度

★★★☆☆(ふつう)

取手1回転につき歯1本ずつ、歯車が螺旋に押されます。16回まわしてようやく1周です。

歯車とコイルをしっかり噛み合わせないと回らないので注意。

 

今までの作ったものは1回転につき1アクションの繰り返しだったので、今回のようなゆっくり動くものも新鮮で良い。

というかこれで歯車が回転するなんて少し不思議ですね。

 

補足

 

0.9ステンの針金は折り曲げづらい反面、固く頑丈なので、力のかかる部分に使用しています。

それ以外の場所は曲げやすさ作りやすさを考慮して0.7スチール、支えと枠は0.9スチール針金です。

メジャーは土台枠の長さを測ったりするのに使用しています。