ストンと落ちるオートマタの仕組み
前回作った上下に動く仕組み、実は一部を変えることで別の動きに変化します。
そのひとつがこれ。
前回が上を下を滑らかに移動する動きとすれば、今回は一瞬でストンと落ちる動き。
動力部分を勾玉型にして、その段差を利用して下にストンと落とします。
段差にハマるよう、支えの板も小さな楕円型に。
後は前回と同じように箱に組み込むだけ。
(※ちなみに右利きだったら取手が右側にあった方が回しやすいです。
その場合ギフ動画の位置が正解ですね。)
作り方詳細は上の記事のリンクをご参照ください。
そしてこの仕組みがどんなふうに使われるかというと……自分の作品、動画ではないですがこんな感じ。
猫の手の部分がそうですね。
尻尾の部分も、動力が三角形になっている類似パターンです。
有名な作品らしく「automata cat」でyoutube検索するとたくさん出てきます。
と、いうことで色んな応用ができる面白い仕組みでした。
上下に動くオートマタの仕組み
取手を回すと上下に動く仕組みの作り方です。
上に金魚を乗せようと思っていたのですが、あまりしっくりこなかったので今回は仕組みのみの紹介。
作り方
中身はこんな感じになっています。
円の枠に沿って板を持ち上げる仕組みです。
動力&支え
まずは動力(取手になる部分)。
重ねたダンボール円の端に針金を通し接着して作ります。
次に支え。
ダンボール板に垂直に針金を接着。
板部分に重りをつけておくと実際回したときにスムーズに下りやすいです。
箱に組み込む
動力&支えを箱に組み込みます。
(赤矢印部分)上板は一枚だと、支えが斜めに上がってしまうので2枚接着します。
完成
取っ手を曲げたら完成です。
難易度
★★★☆☆(ふつう)
木材のオートマタでも使われる一般的な仕組みです。
ちなみに、この上下の仕組みを完全に針金だけで作るとこんな感じになります。
個人的には前後に回る仕組み(例えばこれとか)の方が手間も少なく動きも多いので好きですね。